埼玉県川口市のリウマチ科・リウマチ専門医・リウマチ検査 よくあるご質問

よくあるご質問

関節リウマチについて

リウマチという病名はよく聞きますが、具体的にどういう症状のことですか?
“リウマチ”とは正式には関節リウマチのことをいいます。初期症状としては、両側性の手指、手関節の痛みと腫れが認められることが多いようです。「朝のこわばり」といって朝、起床時に指・手の関節がこわばり、力が入らず、衣服の着脱ができない等の症状が特徴的です。
膠原病(こうげんびょう)とリウマチの違いは何ですか?
膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられます。その中で湿疹が特徴の全身性エリテマトーデス(SLE)や筋肉の脱力感、痛みがくる多発性筋炎、皮膚が指先から硬くなってくる強皮症などほとんどの膠原病が難病特定疾患に指定されており、一部医療費負担免除の対象となっています。
関節リウマチ(リウマチ)はその膠原病の中の一種で、関節の痛みや腫れが特徴の病気です。血液検査でリウマチ因子が陽性に出るといった共通の特徴があります。非常に診断、治療が難しい病気ですので、上記のような症状が疑われる方は専門医にご相談下さい。
リウマチを発病しやすい年齢は何歳ぐらいでしょうか?
発病しやすいのは30歳代~50歳代で、ピークは40歳代です。10歳代~20歳代や、60歳代以降に発病される方も珍しくありません。
リウマチ発症のきっかけはどういうものがあるのでしょうか?
いまだに原因に定説はありません。ウイルスや遺伝子が関係しているという説や、怪我などの外傷やストレス、出産などがきっかけになることもあります。
リウマチは男性にも発病するのですか?
関節リウマチは約4対1で女性に多く発病します。つまり、患者さんの約8割が女性ですが約2割は男性です。
リウマチは遺伝するのでしょうか?
リウマチは、親から子へ、あるいは孫へ遺伝することは少ないと考えられています。ある調査によると、リウマチ因子を持つ母から生まれた娘さんがリウマチを発症する可能性は約5%という結果でした。つまり、通常より10倍は高くなりますが、それでも20人に1人ですから、遺伝するとまでは言えないと思われます。
リウマチになったときに注意する食べ物はありますか?
特に食べ物で気を付ける必要はありませんが、規則正しい食事と栄養のバランスを考えて食事を摂ることが大切です。また、喫煙はリウマチの病状を増悪させる因子となるのでリウマチになったら禁煙することが望ましいです。
何科を受診すればよいのでしょうか?
関節リウマチは関節の病気であると同時に全身性の病気でもあります。このため受診の際に「内科かな?いや整形外科のほうかな・・・」と、迷われがちです。 どちらにせよ、きちんと治療計画を立てられるリウマチ専門医を選ぶことがとても大切です。
リウマチや膠原病は治る病気ですか?
個人差や病状により異なりますが、10年前に比べて格段に治療成績がよくなりました。治る(治癒)=薬を一切止めても病気が出てこない状態、というのはまだ疾患によっては難しい事がありますが、必要最小限の薬で全く正常と変わらず生活ができるという寛解(かんかい)という状態となる事は十分可能です。
医療も日進月歩で将来完全治癒が期待出来うる疾患であります。特に関節リウマチに対する生物学製剤の効果は絶大であります。
リウマチ治療をしながらでも妊娠・出産をすることは可能ですか?
可能です。ただし、病状が安定していること、腎臓や心臓など内臓に重大な病変がないこと、副作用の考えられる薬を中止することが条件となります。治療方法や薬の種類が産前・産後で異なりますので、まずはご相談ください。
医療費の助成を受けられますか?
現在は、様々な保険制度・福祉制度、医療費控除があります。
個人によって、利用できる制度は違います。治療をあきらめる前に、一度どんな制度があるか把握しましょう。お問合せ先などのご不明点は、お気軽に当院スタッフへもお尋ねください。
主な制度
・高額療養費制度
・高額療養費貸付制度
・医療費控除
・傷病手当金
・介護保険制度
・身体障害者福祉制度
バイオ製剤・生物学的製剤とは?
バイオ製剤とは、関節の腫れや痛み等を抑えるだけでなく、関節が壊れて変形することも防ぐことが期待される薬です。
特徴の一つは、注射で投与することです。
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